シフトの融通がきいて、近場で働ける近所のコンビニで障害者雇用で働きたい!
コンビニの障害者雇用の求人ってなかなか見当たらないけど、どうやって応募すればいいの?
この記事ではコンビニの障害者雇用について解説しています。
まず結論から言うと、コンビニは全国各地にたくさんありますが、店舗スタッフの障害者雇用の募集を行っているところは少ないんです。
その理由から紹介しますね。
コンビニには直営店とフランチャイズ店がある
まず最初に、コンビニには「直営店」と「フランチャイズ店」というものがあります。
直営店・・・本社が直接運営しているお店
フランチャイズ店・・・オーナー(個人や企業)が、本社から名前を借りて運営しているお店
割合としては、会社にもよるけど95%以上はフランチャイズ店です。
そして障害者雇用の義務が課せられる企業は、従業員数が45.5人以上いること。
さらに従業員数のカウントは
- 週30時間以上働いている人は1人としてカウント
- 週20~30時間働いている人は0.5人としてカウント
- 週20時間未満の人はカウントしない
というルールなので、数店舗展開していたとしても、フランチャイズ店に障害者雇用の義務が課せられることはほとんどないんです。
なので「そのへんの町中にあるコンビニ」で障害者雇用での求人はほぼありません。
これがコンビニの障害者雇用の求人が非常に少ない理由です。
コンビニで障害者が働いていることがあるけど
障害者雇用での求人は少ないとは言え、実際にコンビニで働いている障害者の人は存在します。
実際に採用されているのはこんなパターンです。
障害に関係なく、普通に採用された
コンビニは人手不足気味な業界で、オーナーが1日20時間店舗に立つなんてこともあります。
誰が応募しても、よほど変な人じゃなく、シフトに入れる時間が合えば採用されるアルバイトです。
なので障害を持っていても、ある程度仕事が出来る見込みがあれば、普通に採用されることも珍しくありません。
障害者雇用ではないので配慮はあまり受けられませんが、どうしてもコンビニで働きたいのであれば通常の求人に応募してみるのもアリです。
オーナーやスタッフの紹介
店舗のオーナーや権力のあるスタッフの、家族や友人などが働いているパターンです。
障害者雇用の義務はないけれど、家族や友人の就労先確保のために仕事を紹介したということですね。
ある程度きちんと仕事がこなせる状態であれば、紹介でスムーズに採用されやすいです。
コンビニ勤務経験者
コンビニのアルバイトは経験者優遇のお仕事です。
たとえ障害があっても「コンビニで5年間働いてました。だいたいの仕事は既に理解しています。」という人なら、高確率で採用されます。
直営店
コンビニを運営する企業は「従業員数が45.5人以上の企業」に該当するので、障害者雇用の義務があります。
ほとんどの会社では障害者雇用の人は本社や支社の事務スタッフがメインですが、直営店の店舗に配属になるパターンも珍しくはないです。
ざっと見た感じ、ミニストップとセブンイレブンは店舗勤務の障害者枠の募集がありました。
大手のフランチャイズが運営
フランチャイズ店舗を運営している会社が大手で従業員数が多ければ、障害者雇用の義務があります。
その場合、配属先としてコンビニのスタッフの仕事が与えられる可能性があります。
クローズ就労
障害があること、手帳があることを隠して就労するパターンです。
普通にお店に行っているだけじゃ気づかないかもしれませんが、クローズ就労の人はけっこういます。
特に軽度の発達障害、精神障害の人が多い印象です。
障害者雇用が目的の店舗
全国で数はわずかですが、障害者雇用を目的として作られたコンビニもあります。
- セブンイレブン明石市役所店は障害者の常勤雇用を条件に誘致し、常時1名が就労中
- ポプラAプラス療育センター店は就労継続支援A型事業所が運営(現在は閉店)
- ファミリーマート新宿3丁目スポーツセンター店、三重県庁店は就労訓練を受け入れ
サテライト店舗
通常のコンビニとは異なりますが、野村證券などのNRIグループの特例子会社NRIみらいでは、コンビニのサテライト店舗を運営しています。
サテライト店舗はオフィスに設置する無人店舗で、その商品の管理を障害者雇用のスタッフが行っています。
コンビニの仕事内容
ぱっと見た感じでは「レジ打ちと品出し」というコンビニの仕事内容ですが、実はめちゃくちゃ複雑です。
- レジ打ち
- 清掃
- 陳列
- 発注
- 調理
などなど、レジ打ちひとつにしても
- 通常会計
- 揚げ物などの販売
- タバコの販売
- 公共料金の支払
- チケットの発行
- 宅配の受付
- くじ引きの販売
- 弁当の温め
- 袋詰め
などなど、多数の業務があります。公共料金などでは1度で10万円以上のお金を扱う場面も。
一度覚えてしまえばそこまで難しくはないですが、最初に覚えることがとにかく多いので、記憶が苦手な人には大変です。
スーパーや飲食店で働いた方が「覚える」という仕事は少ないかもしれません。
コンビニの勤務時間・シフト
コンビニバイトの最大の魅力は、シフトの融通です。
ほとんどのコンビニは24時間営業で、シフト制での勤務になります。
週1回や、2~3時間の勤務で雇ってくれる店舗も多いので、毎日働けない・長時間働けない人でもOKなんです。
どの時間に入れる人が優遇されるのかは、店舗の立地や今いるスタッフの勤務時間次第。
採用される確率が一番高いのは「いつでもシフト入れます!」という人です。
夜のみのシフトで働くこともできるので、障害による日中の活動がしんどい人はそういった働き方もできます。
コンビニの給料・雇用形態
ほとんどが時給制のパート、アルバイトです。
時給は時間帯によって変動することがほとんどで、だいたい地域のアルバイトの相場か少し安いぐらいです。
長時間の夜勤にガンガン入れば、月20万以上稼ぐことも可能です。
直営店の店長候補などは月給制の正社員・契約社員で募集される場合もあります。
働きやすさ・環境
その店舗のオーナー、店長、他のスタッフ次第です。
どこのコンビニなら良いとかはなく、入ってみないとわかりません。
お客さんとしてお店に行って雰囲気を見れば少しはわかるかな~程度です。
フランチャイズ店ならオーナーや店長が変わることは滅多にないので、一度上手く行けば安定して働き続けやすい職場です。
大手コンビニ各社の障害者雇用事情
ミニストップ
ミニストップは障害者雇用で事務だけでなく、直営店勤務の募集もしている企業です。
dodaチャレンジで正社員(販売スタッフ・店長・店舗責任者候補)の募集がありました。
障害者雇用ですが、入社後半年後から店長として働く人の募集です。
募集の勤務地は本社(海浜幕張)に設定されていますが、実際は自宅からの距離を考慮した店舗に配属されるようです。
勤務時間は1日8時間のシフト制、年収300万~の求人です。イオングループなので福利厚生はけっこう良さそうでした。
また、本社(海浜幕張)での事務職の求人もdodaチャレンジに出ています。
セブンイレブン
セブンイレブンも、障害者雇用で事務だけでなく、直営店勤務の募集もしている企業です。
- 身体126名、知的51名、精神9名が障害者雇用で在籍中
- 職種は販売73名、本部事務44名、会計事務32名、営業事務15名、OFC等22名
※データは2018年7月のもの
セブンイレブンの障害者雇用は、本社や支社での事務スタッフがメイン
セブンイレブンの障害者雇用は、本社や支社での事務スタッフがメインですが、約3分の1の人は店舗スタッフ(販売)としても働いています。
どの職種も正社員または契約社員としての採用で、お給料もそこそこ良く、福利厚生もしっかりしています。
その分、難易度はけっこう高そうな印象です。
募集はセブンイレブンジャパンの公式サイトで行われています。
ファミリーマート
公式サイトの中途採用の欄に障害者雇用の求人情報が書かれています。
募集は本社や支社での事務作業・軽作業と千葉の農場スタッフのみ。店舗スタッフの募集はありませんでした。
一部の店舗では、就労訓練の受け入れは行っているようです。
ローソン
dodaチャレンジで本社事務職(正社員)の求人がありました。
ローソン本社の採用情報では、障害者雇用の店舗スタッフの求人はありません。
コンビニ以外にも良い仕事が見つかるかも!おすすめの障害者向けお仕事探しエージェント
💡好条件・高収入の仕事探しのコツ:サイトごとに取り扱っている求人が異なります。お住まいの地域に対応した2~3社にまとめて登録しておくと、より多くの求人が紹介され、良い条件でのお仕事が見つかりやすくなります。
特にいまはオンラインでの面談を積極的に行ってくれるので、お仕事探しのチャンスです。
\悩んだら、この6社から登録!/
求人数の多さ・幅広さが魅力
障害者雇用バンク | dodaチャレンジ | atGP |
---|---|---|
公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
まず登録したい便利サイト | 求人数が多さが魅力! | 求人情報の充実が凄い |
全国の求人に対応 ハローワーク求人もまとめて探せる 登録が簡単&審査なし オンラインで面談可 | 全国の求人に対応 正社員からパートまで幅広い求人 対面・電話・オンラインで面談可 | 全国の求人に対応 対面or電話orオンラインで面談可 公開求人の情報がわかりやすい |
詳細を見る | 詳細を見る |
年収アップの転職におすすめ
コメント