障害者の就職のための合同企業面談会「サーナ就職フェスタ」について説明しています。
サーナ就職フェスタの参加方法は?当日の持ち物や動き方。
今までの就職実績などを掲載しています。
サーナ就職フェスタとは?
ウェブ・サーナやエージェントサーナを運営する株式会社イフが主催する合同企業面談会です。
たくさんの企業の人事担当者と直接、就職に関する説明を聞いたり、面談を行うことができます。
また、就活や面談会の不安や疑問を解消できる、就職相談コーナーや資料コーナーも用意されています。
開催場所は 東京・大阪・名古屋・広島・福岡で 、公式サイトで開催日程を確認できます。
参加資格は障害者であること
参加資格は、障害者手帳を持っていて、仕事を探していること。
新卒学生、既卒者、中途転職希望など、すべての人が対象になります。
1回の参加で10社以上と面談可能
サーナ就職フェスタの参加者は、1人あたり平均6~8社と面談をしています。
効率よくどんどん回る人だと、10社以上と面談することも。
説明会以外の場で面談をすると、1日2~3社が限界なので、たくさんの企業と話を聞くのには、非常に効率が良い場です。
介助者入場OK&さまざまな障害への配慮も
障害により介助が必要な場合は、介助者同伴で入場することができます。
会場はバリアフリーになっており、障害者用トイレも設置、点字資料の用意や、看護師も常駐しています。
また、会場には手話通訳者と要約筆記者が待機していて、希望する人は無料で面談に同席してもらうことができます。
入場無料(プレゼントあり)・入退場自由
サーナ就職フェスタは求人を出す企業側がお金を払うので入場は無料です。
交通費などの実費以外は費用はかかりません。
参加してひとつ以上の企業と面談すると1000円分のクオカードが貰えます。
開催時間は11時半~17時ぐらいですが、最初から最後までいる必要はなく、1企業だけ面談をしてすぐ帰ってもOKです。
※時間は日程により少しずつ異なります
サーナ就職フェスタの参加方法
サーナ就職フェスタに行くには、事前に参加・会員登録が必要です。
公式サイトで名前や住所、障害内容や働く上での希望などを入力すればその場で参加申し込み・会員登録が完了します。
突然の用事や体調不良でキャンセルしても罰則はないので、参加を考える方はひとまず申し込んでおきましょう。
当日までにしておくこと
公式サイト上で当日の参加企業が確認できます。
面談に行きたいと思った企業の情報を事前にチェックしておくと、スムーズに面談が進められ、印象も良くなります。
公式サイトでは「待ち時間中の資料で確認できるから詳しく調べる必要はない」と書かれていますが、他の求職者より好印象を持ってもらうためには、ある程度調べて行ったほうが有利です。
調べておくと良いこと
- 企業が障害者に対してどのような配慮を行っているのか
- どんな商品やサービスを提供する企業なのか
- 企業理念や経営方針
当日の持ち物(公式サイトに載っていないものも)
公式サイトに書かれている持ち物は
- 履歴書
- 職務経歴書(中途採用の場合)
- 障害者手帳のコピー
- インビテーションカード(申込後に送付される招待状)
です。サーナ就職フェスタでは求職者の負担を減らすため「履歴書や職務経歴書はコピーで提出OK」というルールなので、原本を1枚書き、5枚ほどコピーして持っていきましょう。
足りなくなった場合は、会場内のコピーコーナーが無料で利用できます。
ただし、手書きの方が本気感は出るので、本命企業には手書きの履歴書と職務経歴書を渡したほうが好印象です。
紙類はすべて、クリアファイルに入れて持っていきましょう。
他に、このようなものがあれば便利です。
- 筆記用具(ボールペン、シャープペンシル、メモ帳)
- クリップボード
- クリアファイル5枚程度(貰った資料を入れる用)
- スケジュール帳
- 名刺
- 腕時計
- ハンカチ、ティッシュ
- 身だしなみグッズ(鏡、くし、化粧品、ストッキング、制汗剤、洋服ブラシなど)
- 常備薬
スケジュールは普段スマホで管理している人でも、面接の日程調整のために担当者の前で開くときは紙の手帳の方が好印象です。
服装はスーツ着用
服装は、ほぼ全ての人がスーツを着用しています。
ジャケットやネクタイも必要ですが、真夏の場合は会場についてからの着用でも大丈夫です。
茶髪の方もほぼいないので、染めている方は黒染めしておいたほうが好印象です。
公式ページで、サーナ就職フェスタの様子の写真が確認できるので、参考にしておくと良いでしょう。
面談する企業が決められないときは
当日、効率的に回るためには、あらかじめ「どの企業と面談したいのか」という目星をつけておいた方が良いです。
もし当日になって「どの企業が良いのかわからない」「決めてたところはすべて面談したけど、他の企業も探したい」という人は、インフォメーションブースに行けばOK。
希望する仕事、勤務地、条件、応募資格などから、あなたにおすすめの企業を教えてくれます。
面談では何を話せば良い?
ある程度は企業の担当者が主体になって話を進めてくれるので、話に合わせておけばOKです。
面談会ですが、志望動機は聞かれることが多いので、企業ごとに考えておくべきです。
いちばん重要な話題は「障害に関すること」。
自分の障害の内容を伝えて、その企業で行える業務はあるのか、どの程度配慮が受けられるのかは確認しておきましょう。
その場で採用が決まることはある?
サーナ就職フェスタはあくまでも「面談」の場であり、実際に採用を決めるのは後日企業で行う「面接」です。
その場で採用が決まる・内定が出ることは基本的にありません。
ただし面接前に企業との相性を確かめたり、じっくり質問をすることが出来るので、効率的に就職・転職活動を行えます。
後日のお誘いがあれば好印象
企業で面談を行ったあと「詳しい話をしてみませんか?」「面接を受けてみませんか?」と後日のお誘いがあれば、かなり手応えあり!
企業の求める人物像とあなたが一致している状態なので、そのまま話を進めていけば、採用される可能性は高いです。
もちろん”お誘いがない=絶対採用されない”というわけではないので、入社したいと思う企業には自分からどんどん後日の話を進めていってOK!
ただし「あなたの状況では、向いている業務がないかもしれない or 配慮が難しいかもしれない」という言葉が出た場合は、その企業とは縁はなさそうなので、他の企業を探しましょう。
デメリットはライバルの多さ
合同面談会で就職先を探す最大のデメリットは「ライバルの多さ」です。
面談会に参加した企業は1日で何十人もの求職者と面談をすることになります。
条件の良い企業は、面談した求職者の多数が応募するので、一般的な求人に比べて倍率は高くなるのです。
ライバルが少ない状況で応募するなら、関連サービスの「エージェント・サーナ」など、転職エージェントを利用した就職・転職活動がおすすめです。
↓就職・転職エージェントサイトの比較はこちら↓
有名大手企業も多数参加
サーナ就職フェスタの参加企業は開催日程により異なり、公式ページから確認することができます。
記事更新時にあったものとしては
- JR東日本
- TOTO
- AISIN
- 花王
- ダイワハウス
- 東京海上日動
- ソフトバンクホークス
- マツダ
- みずほビジネスチャレンジド
- キャノン
- マイナビパートナーズ
- 東京地下鉄
- 日本生命保険
- 三菱UFJ銀行
などの大手有名企業の名前が見当たりました。
いままでの採用実績は?
サーナ就職フェスタは「企業と求職者が面談する場」を提供する場であり、採用までの過程はあくまでも求職者が自分で動きます。
なので、詳しい実績などのデータは出ていないようです。
唯一わかるデータとしては、年間600社がサーナ就職フェスタに出展しているという程度。
また、SNSで「サーナ就職フェスタで面談した企業から採用された」という声は見当たりました。
ちなみに関連サービスである障害者向け就職・転職エージェントの「エージェント・サーナ」では
- 面談後2ヶ月以内に60%の人が内定をGET
- 利用者の約80%が希望年収以上の内定をGET
- 内定者の20%以上が上場企業の内定をGET
という実績が公開されています。
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