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障害者の仕事にきのこ栽培の求人が多いのはなぜ?

職種・業種

障害者の仕事にきのこ栽培の求人が多いのはなぜ?メリット・デメリットも比較

障害者雇用や就労継続支援で仕事を探しているとよく目にするのが「きのこ栽培」の文字。

実際に障害者が働く場として、きのこ栽培という仕事は、数が非常に多いのです。

この記事ではなぜきのこ栽培の仕事が多いのか、きのこ栽培で働くメリット・デメリットを解説します。

きのこ栽培ってどんな仕事?

しいたけ、きくらげ、えりんぎなどを作る、食品生産(農業)のお仕事です。

  • 栽培する環境づくり
  • 種まき
  • 管理
  • 収穫
  • 袋詰め
  • 販売

などのきのこの生産から販売までの過程を行います。

なぜきのこ栽培の仕事が多いの?

障害者にとって負担が少なく、収益が安定しているからです。

きのこ栽培は他の農業とは異なり、ほぼすべて室内で作業を行えるので、働く障害者にとって肉体的な負担が少ないです。

また、きのこ栽培は他の農業に比べて大きく稼ぐことは難しいですが、収益が安定しています。

きのこは年中室内栽培ができるので、季節による収穫量の差が出ません。

また、自然災害や気候による不作が起きることもありません。

初期投資はやや高額ですが、一度設備を作ってしまえば、年中安定した収入が入ってくるのです。

きのこ栽培で働く3つのパターン

きのこ栽培で働くには3つのパターンがあります。

  1. きのこ栽培を行う就労継続支援で働く
  2. 副業できのこ栽培を行う会社に障害者枠で入る
  3. 農業やきのこ栽培をメインで行う会社に障害者枠で入る

1は就労継続支援での労働になるので、給料は都道府県の最低賃金が時給として支払われます。

基本的に週5~6日出勤、1日の労働時間は4~6時間程度が多いです。

就労継続支援はネットで検索するか、ハローワークで探します。

検索する場合は「地域名 就労継続支援 きのこ栽培」などで検索し、見つけた事業所に自分で問い合わせましょう。

ハローワークで探す場合は、そのまま「きのこ栽培の仕事がしたい」と伝えます。

求人数としては1が一番多いと思われます。

2.3は一般企業で障害者枠として働く方法です。給料や雇用形態は企業によって異なりますが、就労継続支援よりは条件が良いことが多いです。

大手企業では、障害者枠の人のために、副業としてきのこ栽培を行っている会社もあります。

有名なところだと

  • いなげやウィング(スーパーマーケットいなげやの子会社)
  • テルベ(セブン&アイの子会社)

あたりが、大規模なきのこ栽培を行っています。

また、農業やきのこ栽培をメインで行う会社も、障害者を積極的に雇用しています。

一般企業への障害者枠での就職は、ハローワークまたは就職エージェントで探します。

メリット・負担が少ない環境で働ける

きのこ栽培の仕事が多い理由としても挙げましたが、ほぼすべての作業が室内なので、肉体的な負担が非常に軽いです。

きのこ栽培は、農業でありがちな「暑い」「寒い」「日差しが強い」「雨の中働く」「広い農地を移動する」といった負担がありません。

業務内容自体も簡単なものが多いので、一般的な就労が難しい障害者の方でも働きやすいお仕事です。

メリット・人によってはやりがいを感じられる

食品生産なので、人によってはやりがいを感じやすいお仕事です。

直接目に見えるわけではありませんが、出荷したきのこは誰かが食べてくれます。

職場によっては直接販売をしたり、実際にお店に並んでいるのを見に行くこともできます。

自分が作ったものを家族やお世話になった人に食べてもらうことも可能です。

わかりやすく「人が食べるもの」を生産するお仕事なので、やりがいを感じる人が多いです。

デメリット・続けてもスキルにならない

きのこ栽培を長く続けていても、就職・転職時に役に立つようなスキルが身につくようなことはありません。

せいぜい、休まず真面目に働いていましたと言える程度です。

他の大規模な農業で働いていたほうがまだ、スキルや体力面を主張できるでしょう。

この先、一般企業でしっかり働けるようになりたいのであれば、きのこ栽培で長期的に働くのははっきり言って時間の無駄です。

就労継続支援で働くとしても、PC作業や接客などの仕事をしたほうが、まだスキルになりやすいです。

ただしきのこ栽培をメインの事業として行っている会社であれば、社内での昇進などの可能性はあります。

まとめ

きのこ栽培は負担が少なく、やりがいのある、障害者には働きやすい仕事です。

一方で、続けていても他の仕事で役立つスキルは身につかないというデメリットもあります。

  • まずは働くことになれるため、負担の少ない仕事をしたい
  • 今後、一般企業での就職はあまり考えていない
  • きのこ栽培に興味があり、長く続けていきたい

という方であれば、きのこ栽培はおすすめできる業種だと思います。

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