統合失調症を持つ方に特化した就労移行支援「リドアーズ」について詳しく紹介します。
リドアーズとは?
対象者 | 統合失調症のある方 |
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対象地域 | 東京 |
就職実績 | 定員20名中15名が就職(2017年度) |
定着率 | 93% |
ポイント | 統合失調症に特化した支援が受けられる |
公式サイト | http://www.redoors.jp/ |
大手障害者向け人材サービス「atGP」が運営する就労移行支援です。
統合失調症を持った人を専門としています。
専門特化しているから、統合失調症の特性や課題に合った支援が他の就労移行支援よりも充実しています。
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リドアーズの特徴・他の就労移行支援サービスとの違い
- 統合失調症の人に対応したトレーニングやカウンセリングに特化している
- 模擬就労が充実している
- 自社で持っている障害者向けの求人情報が多い
リドアーズは統合失調症の方を専門としているため、トレーニングの内容や支援員の知識も統合失調症の方向けに特化しています。
30種類以上の業種・職種を体験する模擬就労・職業トレーニングが用意されていて、さまざまな作業を体験しながら自分に合った仕事を見つけることができます。
また、症状管理スキルやストレス対処法などの症状をコントロールするストレスマネジメント研修に力を入れているのもリドアーズ独自の取り組みです。
障害者向けの転職エージェント『atGP』も運営している会社なので、自社で持っている障害者向けの求人情報が多いのも特徴です。
どんな人が利用できるの?
統合失調症を持っている方が利用できます。
リドアーズは統合失調症専門なので、身体障害や発達障害、その他の精神障害の方は対象外です。
グループ(ゼネラルパートナーズ)内で、うつ病状の方専門の『シゴトライ』、発達障害の方専門の『リンクビー』、難病の方専門の『ベネファイ』、聴覚障害の方専門の『いそひと』が運営されています。
統合失調症+なんらかの障害を持っている方は利用対象です。
利用は原則2年まで
就労移行支援の利用は、受給者証発行後2年間(24ヶ月)が期限です。
市区町村に申請し、認められれば2年を超えて利用することもできます。
市区町村外からでも利用OK
リドアーズは利用地域に制限はないので、住んでいる市区町村外からでも通えます。
利用手続きなどは住んでいる地域の福祉サービスで行います。
距離に関わらず、交通費の助成はないので、自分で負担するか、市町村の制度を利用しましょう。
リドアーズを利用するには。手続きの流れ
リドアーズを利用するまでには見学→体験実習→利用手続きの3つのステップがあります。
1:見学&個別相談
リドアーズ公式サイトの予約フォームから、見学したい事業所や希望日時を入力し、見学の予約を取ります。
見学は、実際の事業所に行き、トレーニングの様子を見学します。
利用に関して知りたいこと、不安なことがあれば、見学の時点で相談することが可能です。
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2:無料体験
リドアーズでは見学後・申し込み前に、5日程度の無料体験をすることができます。
体験は強制ではないので、早く正式に通いたい人はすぐに申し込み・手続きをしてもOKです。
見学してみてパーソルチャレンジ就労移行支援を利用したいと思ったら、市町村の窓口で受給者証を申請します。
手続きに関してわからないことがあれば、リドアーズのスタッフがサポートしてくれます。
3:利用開始
手続きが終了し、受給者証が発行されたら正式利用開始です。
手続きに必要なもの
- 市区町村の福祉サービス課で発行される障がい福祉サービス・地域相談支援『受給者証』
- 障害者手帳(あれば)
問い合わせは本人以外でもOK
就労を目指す本人が自分で見学を申し込んだり、手続きをするのが難しい場合は『ご家族』『支援機関のスタッフ』などが代行して行うことができます。
リドアーズに実際に見学に行く日も、本人以外の方が同伴してもOKです。
リドアーズで利用料や給料は発生する?
リドアーズに通うとき、支払う利用料や、貰える給料はあるのでしょうか。
利用料は90%以上の人が無料
就労移行支援はどこの事業所でも、前年度の世帯収入に応じて上限が定められた利用料が発生します。
生活保護世帯 | 無料 |
市区町村民税非課税世帯 ※年収300万以下ぐらい | 無料 |
市区町村課税世帯(所得割16万未満) ※年収600円以下ぐらい 入所施設利用者 | 月9300円 |
上記以外 | 月37200円 |
実際に利用している人は、90%以上の人が利用料が無料になっています。
利用料の計算対象は、本人と配偶者のみ。
未婚で前年度が住民税非課税、ご両親が高収入という方は、利用料は発生しません。
逆に前年度は主婦でも、旦那さんの収入がある方は、利用料が発生する可能性があります。
交通費は自己負担
リドアーズに通うときに必要な交通費は、自己負担になります。
自治体によっては、交通費の助成が出る場合もあるので、自治体の制度を調べてみましょう。
自治体の交通費助成例
東京都:一定の条件を満たす方に「都営交通無料乗車券」を発行
横浜市:1回あたりの運賃または定期券代を計算して支給
大阪府:1ヶ月5000円を限度として支給
※実際の支給には細かいルールがあります。詳しくはお住まいの自治体にお問い合わせください。
給料(工賃)は原則貰えない
就労移行支援は事業所によっては、工賃が発生するトレーニングを行い、お小遣い程度の収入を得ることができます。
しかし、リドアーズでは、工賃が貰えるトレーニングは原則用意されておらず、お金が貰える制度はありません。
リドアーズではどんなことをするの?
リドアーズで行われていることは大きくわけてつ。
『職業トレーニング』『コミュニケーション研修』『定期カウンセリング』『就職サポート』です。
職業トレーニング
実際の職場に近いような環境で、模擬トレーニングを行って、自分に合った職種を見つけたり、働く上でのスキルを身に着けます。
- 封入作業の模擬トレーニング
- データ入力の模擬トレーニング
- 総務業務の模擬トレーニング
- 人事労務管理の模擬トレーニング
- 一般事務の模擬トレーニング
- イベント企画の模擬トレーニング
など
コミュニケーション研修
働く上で必要になる、基本的なコミュニケーションスキルを学びます。
- ビジネスマナー
- 電話応対
- 歓送迎会
- ホウレンソウ
- ストレスマネジメント
など
定期カウンセリング
主に職業トレーニングの体験をもとに、担当のカウンセラーと定期的に話し合いをします。
- 強み・弱み整理
- 特性理解・対策
- 適した職場環境
- 目標設定・評価・振り返り
など
就職サポート
実際に就職活動を行うサポートを受けます。
- キャリアカウンセリング
- 応募書類の添削
- 面接対策
- SPI対策
- プロフィールシートの発行
- 求人情報の提供
など
1週間の利用日数・時間。1回・午前or午後だけでもOK
リドアーズを利用するのに、週○回、○時間以上などの制約はありません。
慣れるまでは週1回・午前or午後だけでも通うことができます。
ただし実際に就職すると、週4~5回、1日6~8時間ほどの勤務が始まります。
就職移行支援に通っているペースは、就職時のアピールポイントにできるので、なるべく毎日通ったほうが就職には繋がります。
また、リドアーズではプログラムの効果を最大点にするため、週4日以上・10~16時の通所を推奨しています。
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リドアーズに通った人の口コミ評判
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リドアーズの事業所一覧
リドアーズは東京に1箇所あります。
リドアーズお茶の水
湯島駅から徒歩約5分、本郷三丁目駅から徒歩約6分、御茶ノ水駅から徒歩約10分です。
現在、リドアーズはお茶の水一箇所のみです。
💡就労移行支援選びで失敗しないコツ💡
就労移行支援に通いたいと思った時、まず考えるのは「どこの就労移行支援に通うのか」。
私が「ここがイチオシ」と教えてあげれば早いのですが、地域や事業所、あなたの性格や特性によって最適な就労移行支援は変わるので、ピンポイントで指定することは難しいです。
そこで私がおすすめする『就労移行支援選びで失敗しないコツ』はこれ。
大手を含む、最低2箇所以上見学してから決める
ことです。
見学に行くのは少し手間ですが、1箇所だけではそこが良いのか悪いのか、自分に合っているのかの判断ができません。
なぜ「大手を含む」なのかというと、大手はサポートや訓練に関して良くも悪くも『無難』です。「通ってみたら、とんでもない事業所だった」というリスクもありません。他の就労移行支援と比較する基準づくりにもなるので、まずは大手から見学すると選びやすいでしょう。
通っている間に、突然閉鎖されるリスクも低いので安心して通えます。
さらに大手は企業との結びつきが強いので、実習先・就職先を決めるときにも有利です。
地域の小さな就労移行支援にも『独自の制度やサポートがある』『訓練や就職において地元での結びつきが強い』『親身になってくれるスタッフが多い』といった大手にはないメリットが受けられる可能性もあるので、大手と小さな就労移行支援、どちらも見学しておいた方が安心ですね。
大手の就労移行支援をまとめてチェック
ミラトレ | ココルポート | SAKURAセンター | リタリコワークス | atGPジョブトレ IT・WEB | リンクビー | リドアーズ | シゴトライ |
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就職までの道のりが近い就労移行支援 >>公式サイト | 通いやすさで選ぶならココ! >>公式サイト | 独自のプログラムに注目! >>公式サイト | 業界最大手!安心で通いやすい >>公式サイト | WEBスキルを学ぶならココ! >>公式サイト | 発達障害の専門的な支援 >>公式サイト | 統合失調症の専門的な支援 >>公式サイト | うつ病の専門的な支援 >>公式サイト |
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