障害を持つ人の就職を細やかに支援する、大手の就労移行支援サービスをまとめてみました。
すぐ分かる比較表&リスト
まずはこの記事で紹介している大手就労移行支援がすぐにわかる比較表&リストです!
ミラトレ | ココルポート | こねくと | リタリコワークス | atGPジョブトレ IT・WEB | リンクビー | リドアーズ | シゴトライ |
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就職までの道のりが近い就労移行支援 >>公式サイト | 通いやすさで選ぶならココ! >>公式サイト | 関西エリアの就職に強い >>公式サイト | 業界最大手!安心で通いやすい >>公式サイト | WEBスキルを学ぶならココ! >>公式サイト | 発達障害の専門的な支援 >>公式サイト | 統合失調症の専門的な支援 >>公式サイト | うつ病の専門的な支援 >>公式サイト |
首都圏・大阪 | 関東・福岡 | 大阪 | 全国 | 東京 | 東京・神奈川・大阪 | 東京 | 東京 |
就職までの平均期間が8.9ヶ月 大手求人サイト『doda』の企業が運営 自社で持っている求人案件が多い 就職先を探すのに有利 | ランチ・ドリンク無料・交通費助成あり おしゃれで明るい雰囲気 就職者・定着率の実績もばっちり | ランチ無料 職場定着率87% | 業界最大手の就労移行支援 全国に70箇所以上。地方にも事業所がある カリキュラムや運営方針がしっかりしている | 大手求人サイト『atGP』の企業が運営 プログラミングやWEB制作の専門スキルが学べる 30万円分以上の講座が無料で受けられる | 大手求人サイト『atGP』の企業が運営 発達障害の人への専門的な支援が充実 外資系や公務員への就職実績あり | 大手求人サイト『atGP』の企業が運営 統合失調症の人への専門的な支援が充実 大手企業の特例子会社やIT企業への就職実績あり | 大手求人サイト『atGP』の企業が運営 うつの人への専門的な支援が充実 大手企業への就職実績多数 |
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>>事業所一覧 | >>事業所一覧 | >>事業所一覧 | >>事業所一覧 | >>事業所一覧 | >>事業所一覧 | >>事業所一覧 | >>事業所一覧 |
公開されている就職実績・定着率
事業所名 | 就職実績 | 定着率 | その他 |
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ミラトレ | 利用者の就職率は98% | 80% | 就職までの平均期間が8.9ヶ月 |
atGPジョブトレIT・WEB | 非公開 | 非公開 | |
ココルポート | 累計就職者数1382名 | 89.4% | 39%の利用者が1年以内に就職 |
こねくと | 非公開 | 87% | |
リタリコワークス | 2019年度は1287名が就職 | 89.7% | |
リンクビー | 非公開 | 非公開 | |
リドアーズ | 非公開 | 93% | |
シゴトライ | 非公開 | 90% |
大手をおすすめする理由
ハイリ
私が大手の就労移行支援をおすすめする理由はこの2つ。
- カリキュラムや運営方針がしっかりしていて、安心して通える
- 企業との繋がりが強いから、より良い実習先・就職先が探せる
ぶっちゃけ、特に大きいのはふたつめです(笑)
たくさん事業所を持ってたり、求人サイトを持っている企業の就労移行支援は、企業との繋がりが圧倒的に強く、コネが使えたり、企業から「ここの利用者さんなら安心」と思ってもらえるメリットがあります。
個人で就職活動をしてもなかなか採用されないような超有名企業に、実習を経て採用されるという話も珍しくありません。
ここの就労移行支援の利用者さんなら、安心して実習を受けいられるなぁ。実習でしっかり働いてくれたら、本採用も考えようかな。
大手採用担当者
ミラトレ
対象者 | 身体障害、知的障害、精神障害、発達障害、難病のある方 65歳未満の方 一般企業へ就職したいと考えている方 |
対象地域 | 首都圏に10箇所(東京、神奈川、千葉、埼玉)、大阪に1箇所 |
就職実績 | 就職率 97.6% |
定着率 | 80%(2017年度、就労6ヶ月後の定着率) |
ポイント | 他社と比べて、就職率が圧倒的に高い |
公式サイト | https://mirai-training.jp/ |
総合人材サービスのパーソルが運営する就労移行支援です。
パーソルグループは大手エージェント『doda』や、障害者向けの就職・転職エージェント『dodaチャレンジ』を運営するグループ。
他の就労移行支援に比べて、会社が持っている求人案件が圧倒的に多いのが特徴。
就職を目指す本気度が高い方におすすめの就労移行支援です。
\相談・見学予約はこちら/
※予約はスケジュール調整の都合上、WEBフォームからの申込みがスムーズです。
こねくと
対象者 | 身体障害、知的障害、精神障害、発達障害、難病のある方 18~65歳の方 一般企業へ就職したいと考えている方 |
対象地域 | 大阪に5箇所 |
就職実績 | 非公開(大手企業多数) |
定着率 | 87%(2020年度、就労6ヶ月後の定着率) |
ポイント | 他社と比べて、定着率が圧倒的に高い |
公式サイト | https://www.connect-syurou.com/lp0301/ |
学習塾や中学生向けオンラインスクールを運営する株式会社moobleが運営する就労移行支援です。
この記事で紹介している他の就労移行支援と比べると、運営している会社はやや小規模。
しかし硬すぎない、明るい雰囲気の事業所が前向きな気持で就職を目指すきっかけを与えてくれます。
就職率は非公開ですが、誰もが名前を知るような企業への就職が多数。
定着率も87%と高く、楽しいだけでなく実績も伴っています。
\相談・見学予約はこちら/
※予約はスケジュール調整の都合上、WEBフォームからの申込みがスムーズです。
atGPジョブトレIT・Web
対象者 | 身体障害、知的障害、精神障害、発達障害、難病のある方 現職中でない方 18歳から65歳未満の方 プログラマーやWEB制作で一般企業へ就職したいと考えている方 |
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対象地域 | 東京都(渋谷、秋葉原) |
就職実績 | 最近設立されたため不明 |
定着率(6ヶ月後) | 最近設立されたため不明 |
ポイント | プログラマーやWEB制作のスキルが身につけられる |
公式サイト | https://www.atgp.jp/training_it/ |
首都圏に30箇所以上の事業所を持つ、大手就労移行支援です。
大手障害者向け人材サービス「atGP」を持つゼネラルパートナーズが運営しています。
Web・IT系のスキルをつけることで、好条件での就職を目指せる就労移行支援。
普通に受けると約30万+PC準備費がかかる、 Web制作のすべてのスキルが身につく 『デジタルハリウッドWebデザイナー講座』 が無料で受けられます。
※前年度の収入によっては就労移行支援の利用料の負担が発生する可能性がありますが、普通に『デジタルハリウッドWebデザイナー講座』を受けるよりは圧倒的に安くなります。
ハイリ
東京にしかありませんが、通える距離であればここが一番オススメ❗
WEB制作の仕事を探すのに、かなり有利になるスキル(通常30万の講座)が、利用料のみの負担で取得できます。
用料は前年度の所得で決まるので、ほとんどの人は無料か月9300円です。
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ココルポート(旧:Melk)
対象者 | 身体障害、知的障害、精神障害、発達障害、難病のある方 65歳未満の方 一般企業へ就職したいと考えている方 |
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対象地域 | 首都圏に34箇所(東京、神奈川、千葉、埼玉) |
就職実績 | 1033名(2012年~2019年7月) |
定着率(6ヶ月後) | 85.4%(2018年度) |
ポイント | 交通費助成、ランチ支給などのサービスが豊富 |
公式サイト | https://www.cocorport.co.jp/ |
首都圏に40箇所以上の事業所を持つ、大手就労移行支援です。
交通費の助成やランチ支給、工賃が貰えるトレーニングなど、通っている人に嬉しい制度がたくさん用意されています。
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就労移行支援「ココルポート(旧:Melk)」を解説!料金・給料・工賃は?
リタリコワークス
対象者 | 身体障害、知的障害、精神障害、発達障害、難病のある方 65歳未満の方 一般企業へ就職したいと考えている方 |
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対象地域 | 全国71箇所(北海道・沖縄も含む) |
就職実績 | 2018年度就職社数1384名 |
定着率(6ヶ月後) | 88%(2018年度) |
ポイント | 業界最大手の就労移行支援。マニュアル・カリキュラムが充実していて、全体的に安定している。 |
公式サイト | https://works.litalico.jp/ |
リタリコワークスは、業界最大手の就労移行支援です。
全国に70以上の事業所があり、カリキュラムやデータなどが充実しています。
就労移行支援の利用を検討している方は、ひとまず見学に行っておきたい就労移行支援です。
私が実際に取材に行った記事があるので、気になる方はご確認ください✨
就労移行支援『リタリコワークス』評判・料金・給料・工賃をチェック
LITALICOワークス大阪なんばを取材!利用者の声やネットにない裏情報
リンクビー
対象者 | 発達障がいの診断のある方 |
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対象地域 | 東京、神奈川、大阪 |
就職実績 | 非公開 |
定着率 | 90% |
ポイント | 発達障害に特化した支援が受けられる |
公式サイト | http://www.linkbe.jp/ |
大手障害者向け人材サービス「atGP」が運営しています。
自閉症スペクトラム、広汎性発達障がい、アスペルガー症候群、ADHD、LDなどの発達障害を持った人のための、専門的な就労移行支援です。
専門特化しているから、発達障害の特性や課題に合った支援が他の就労移行支援よりも充実しています
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リドアーズ
対象者 | 統合失調症のある方 |
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対象地域 | 東京 |
就職実績 | 定員20名中15名が就職(2017年度) |
定着率 | 93% |
ポイント | 統合失調症に特化した支援が受けられる |
公式サイト | http://www.redoors.jp/ |
大手障害者向け人材サービス「atGP」が運営しています。
統合失調症を持った人のための専門的な就労移行支援です。
専門特化しているから、統合失調症の特性や課題に合った支援が他の就労移行支援よりも充実しています。
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シゴトライ
対象者 | うつ症状がある方 |
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対象地域 | 東京、神奈川、大阪 |
就職実績 | 平成27年度就労移行等実態調査で就職実績No1 |
定着率 | 90%(平成29年4月時点) |
ポイント | うつ症状 に特化した支援が受けられる |
公式サイト | http://www.45try.jp/ |
大手障害者向け人材サービス「atGP」が運営しています。
うつ症状を持った人のための専門的な就労移行支援です。
専門特化しているから、うつ症状の特性や課題に合った支援が他の就労移行支援よりも充実しています。
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ニューロワークス
対象者 | 統合失調症、うつ病、双極性障害、発達障害(ADHD・ASD)、知的障害などがある方 障害者手帳がなくても、医師の診断書により対象者になる |
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対象地域 | 東京、横浜 |
就職実績 | 非公開 |
定着率 | 非公開 |
ポイント | 月12日以上通所すれば、自宅から事業所までの交通費が毎月7000円まで助成 |
公式サイト | https://neuroworks.jp/ |
精神障害や知的障害を持つ人を対象にした就労移行支援です。
「脳」に注目したトレーニングを中心的に行っています。
就労移行支援に関する不安を解決❗
就労移行支援は就職できないって聞いたけど・・
就労移行支援は利用者を就職させなくても、通わせていれば、国から助成金がもらえます。
なので制度を悪用して『全く就職できない就労移行支援』を運営しているところも存在します。
就職できない就労移行支援に当たらないためには、しっかりと実績のある大手の就労移行支援に通うことが最善です。
詳しくは下記の記事をご確認ください。
利用を断られることがあるって本当?
厚生労働省が定めたルールで「 指定障害者支援施設等は、正当な理由がなく、施設障害福祉サービスの提供を拒んではならない。 」というものがあるので、断られることは少ないです。
しかし「正当な理由」という部分を使って、受け入れを拒否する就労移行支援も存在します。
もし1箇所から断られたとしても、他の就労移行支援に問い合わせてみれば断られることは基本的に少ないでしょう。
通ってみて合わないと感じたら?
就労移行支援は、一生のうち2年間(24ヶ月)しか利用できない福祉サービスです。
通い始めた就労移行支援が「合わないなぁ」と感じたら、早めに別の就労移行支援に通い直すことをおすすめします。
登録してたくさんメールが届くのが困る
就職・転職エージェントに登録すると求人の案内のメールが毎日複数届いて混乱するという可能性があります。
就労移行支援の場合は届くメールはそれほど多くないですが、それでもメールアドレスの入力が不安に感じるかたもいますよね。
もしいまお使いのメールアドレスに多くのメールが届くのが困るのであれば、専用のメールアドレスの作成がおすすめ。
Gmailであれば無料で作れて、ひとりで複数のアカウントを作っても問題ありません。スマートフォンアプリを使えば、ログインし直さなくても、複数アカウントのメールの確認が簡単にできます。
💡就労移行支援選びで失敗しないコツ💡
就労移行支援に通いたいと思った時、まず考えるのは「どこの就労移行支援に通うのか」。
ハイリ
私が「ここがイチオシ」と教えてあげれば早いのですが、地域や事業所、あなたの性格や特性によって最適な就労移行支援は変わるので、ピンポイントで指定することは難しいです。
そこで私がおすすめする『就労移行支援選びで失敗しないコツ』はこれ。
大手を含む、最低2箇所以上見学してから決める。ことです。
見学に行くのは少し手間ですが、1箇所だけではそこが良いのか悪いのか、自分に合っているのかの判断ができません。
なぜ「大手を含む」なのかというと、大手はサポートや訓練に関して良くも悪くも『無難』です。「通ってみたら、とんでもない事業所だった」というリスクもありません。他の就労移行支援と比較する基準づくりにもなるので、まずは大手から見学すると選びやすいでしょう。
通っている間に、突然閉鎖されるリスクも低いので安心して通えます。
地域の小さな就労移行支援にも『独自の制度やサポートがある』『訓練や就職において地元での結びつきが強い』『親身になってくれるスタッフが多い』といった大手にはないメリットが受けられる可能性もあるので、大手と小さな就労移行支援、どちらも見学しておいた方が安心ですね。
大手の就労移行支援ってどこ?
大きな会社が運営する、大手の就労移行支援一覧です。
名前を押すと、見学予約のできる公式サイトに飛びます。
- LITALICO・・・業界最大手の就労移行支援。全国に事業所あり。
- ミラトレ(旧:パーソルチャレンジ就労移行支援サービス)・・・大手人材サービスが運営。就職率が高い。 東京、神奈川、千葉、埼玉のみ。
- atGPジョブトレIT・Web・・・プログラマーやWEB制作などの専門的なスキルが身につけられる就労移行支援。東京(渋谷、秋葉原のみ)
- ココルポート(旧:Melk)・・・交通費やランチ支給などの制度が充実。東京、神奈川、千葉、埼玉のみ。
- シゴトライ・・・うつ病の人専用の就労移行支援。障害者支援の大手会社(ゼネラルパートナーズ)が運営。秋葉原と大阪のみ。
- リドアーズ・・・統合失調症の人専用の就労移行支援。障害者支援の大手会社(ゼネラルパートナーズ)が運営。東京(お茶の水)のみ。
- リンクビー・・・発達障害の人専用の就労移行支援。障害者支援の大手会社(ゼネラルパートナーズ)が運営。東京(大手町・秋葉原)と大阪のみ。
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